安全予算とは?

こんにちは、宮崎です。

今日はお金の話です。

家づくりをするときは、「借りられる金額ではなく、

払っていける金額にしなくてはいけない」

その、自分たちが安心して払っていける金額を「安全予算」と呼んでいます。

初めての家づくり、どうやって予算を決めたらいいか、

不安になることもあると思います。

信じられない話かもしれませんが、その道のプロである営業マンでさえ、

お客様の予算の出し方を知らない人がとても多いんですよ。

買う側も売る側もわからないので、

とりあえず、こんな感じで適当に予算が決まって行きます。

①年収を聞き、そこから住宅ローンを借りられる金額を出す。

②借りられる金額以内で、毎月払っていける最大の金額を出す。

たったこれだけのことで、あなたの予算が決められてしまうのです。

こんな決め方だと、今しばらくは住宅ローンを払っていけたとしても、

将来どうなるかわかりませんよね。

将来のことがわからないから不安になりますよね。

なので、今日は簡単に安全予算を出せる方法を

お伝えしたいと思います。

概算にはなりますが、おおよその感覚をつかんでいただくには

ぴったりです。5~10分で出せます。

方法は、

①世帯の手取り年収を調べる

年収のアップが期待できる場合は、それも加味して平均値を出してください。

②毎月の生活費をおおよそで出す(家賃・教育費は除く)

③毎月の生活費を12倍する(年あたりの生活費)

④「手取り年収」から「年あたりの生活費」を引く

【例】

手取り年収450万円

年の生活費180万円

手残り270万円

⑤「④」で出た手残りは、

家賃と教育費を考えなければ実現可能な金額になるか検討する

手残り270万円、家賃84万円/年、

教育費は子供が1歳なのでほぼかかっていない。

この場合は、貯蓄可能額は186万円になる。

⑥「⑤」で出た貯蓄可能額を現実的な金額に減らす。

臨時出費や生活費に含まれない出費もあるので、

186万円そのまま貯蓄は不可能なので、

実際に貯蓄できそうな金額、または目標貯蓄額を決める。

例えば、年間の貯蓄可能額が「120万円」だったとする。

⑦貯蓄可能額に現在の「家賃年額」と「教育費」を足す

120万円+84万円=204万円

⑧「⑦」に35を掛ける(35年ローンの場合)

204万円x35=7140万円

ここで出た金額が35年間で、あなたが使っていい金額です。

ここから支出を見ていきます。

⑨子供の教育費を計算する

幼稚園~高校まで約500万円/人(公立の場合)

大学4年間 約1000万円(私立文系、自宅外の場合)

例えば子供2人、大学までと考えると

ざっくり1500万円x2=3000万円となる。

⑩住宅費を出す

3000万円を35年ローン 金利1%で借りると総返済額は約3560万円

あとは「⑧」から「⑨」と「⑩」を引くと

あなたの手持ち金が出る

7140万円ー(3000万円+3560万円)=580万円

35年後にあなたの手元にあるお金は

「580万円」

あと余裕があれば車の買い替えの予算を引いたり

退職金を足したりすればより正確になりますが、

簡易的に安全予算を見るなら上記の計算で十分です。

この簡易計算で、すでに赤字になるようでしたら

かなり危険信号です。

本当に払っていけるのか本当にその土地や家を購入してしまってもいいのか

一度立ち止まってじっくり計算してみてください。

安全予算についてもっと知りたいよという方は、

ハウステリアの家づくり相談会にお越しくださいね。



http://www.clover-ho.com/news/1991.html

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